大物ルーキー安田祐香の素顔「可愛いカフェより、豚玉が食べたい」 (3ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

――ところで、今、女子ゴルフ界は「黄金世代」が大活躍。そして、安田選手たちの世代は、それを超える「プラチナ世代」として注目されています。そういうふうに呼ばれていることについては、どう感じていますか。

「『2000年世代』『ミレニアム世代』と呼ばれることもあるんですが、それぐらいの呼ばれ方のほうが、ちょうどいいです。『プラチナ世代』と言われると、ちょっと華やかすぎて、少し重いかなと」

――それでは、2学年上の「黄金世代」についてはいかがでしょう。特別に意識したりしていますか。

「年齢も近く、尊敬する選手もたくさんいるので、追いつけたらいいな、とは思います」

――昨年、「黄金世代」のひとりである渋野日向子選手が海外メジャーの全英女子オープンで優勝しました。その姿をどう見ていましたか。

「日本と同じように、笑顔でプレーしていたのが印象的でしたね。初日が終わって、6アンダー。渋野さんはパターが上手なので、うまくいけば......と思っていました。

(大会中は)毎日、ご飯を食べる時にお会いしていたので、『ナイスプレーです!』って伝えると、ニコニコされていました。そういう普段と変わらぬ姿を見て、『すごいな』『素でゴルフを楽しんでいるな』って思いました。プレッシャーに潰されることなく、自分が思っているようにプレーしていたので、本当に『カッコいいな』って」

――さて、延期になった東京五輪が来年開催される予定です。五輪出場への意識はありますか。

「もちろん、今後の成績次第なんですけど、出場できるなら出場したいです。出場できなくても、ギャラリーとして見に行きたいなって思います」

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