PGAツアー再開に世界トップ5もエキサイト。松山英樹は次戦から登場 (4ページ目)

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

 悲喜こもごもあったにせよ、PGAツアーは再開を果たした。ただ、モナハン会長が「ここからがまた、新しい挑戦」と言うとおり、今後も新型コロナウイルスとどう共存していくのか、という課題と向き合っていかなければいけない。

 今回にしても、PGAツアーが取り決めた"ニュールール"がしっかりと守られていたか? というと、そうではない。握手の代わりにグータッチで挨拶をかわしつつも、うっかりハグをしてしまうこともあったし、選手はキャディーバックから自らクラブを抜くように定められていたが、キャディーからクラブを手渡されることがほとんどだった。

 また、メディアとのやり取りについては、ソーシャルディスタンスを守るためにリモート映像によるオンライン形式で行なわれたが、質疑応答がうまく続かなかった場面が見られた。

 そうしたこと含めて、「より安全を守るため、ルールもいくつか修正していくと思う」とモナハン会長。次戦以降へ、より万全な対策を取っていく構えだ。

 そして次戦は、サウスカロライナ州ヒルトンヘッドのハーバータウンGLで、RBCヘリテージ(6月18日~21日)が開催される。そこで、松山英樹もいよいよ復帰する。今週と同様、世界ランキングトップ5が勢ぞろいする同トーナメントにおいて、松山はどんなプレーを見せてくるのか、注目したい。

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