【木村和久連載】今後のゴルフ場のあり方。多様な使い道を考えてみた (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ただ、全国で「ステイホーム」が重要視されている現在、外に出かけることさえはばかれています。ゴルフ場に行って遊ぶこともなかなかできないかもしれませんが、今後は日頃から、そうやってコースを開放してくれるゴルフ場がもっと増えるといいんですけどね。

(2)コースでバーベキュー
 これは実際、一部のコースで、オシャレ系のグランピングとして実施されています。

 けど、私が提唱したいのは、そんな洒落たものではなく、ウインナーにキャベツにもやし、そして最後は焼きそばといった、"雑なバーベキュー"です。そんな場所を、コースが提供してくれればな、と思っています。

 スループレーやハーフラウンドで終えて、昼すぎから夕方ぐらいにかけてバーベキューをやるのも楽しくないですか。もし、子どもたちにもコースを開放していれば、お父さんたちがハーフラウンドを終えたあと、家族みんなでバーベキューを楽しむこともできます。

 グランピング系だと、料金は最低でも7000円。高いと1万円ぐらいになりますけど、そこはコース側の配慮で、食材も飲み物も、持ち込みOKにしてもらいましょう。家族、あるいはラウンドする仲間の各々が、スーパーなどで食材を仕入れてくれば、安上がりです。

 単なる焼きものの寄せ集めみたいな感じでも、気心の知れた仲間や家族でワイワイやれば、楽しいじゃないですか。みんな、お腹も減っているでしょうから、すごく盛り上がりますよ。

 かつて、ゴルフ場のバーベキューイベントに呼ばれて参加したことがありますが、とても有意義な時間を過ごせました。火をおこすのが何十年ぶりで、あれは新鮮だったなぁ~。その日はもう、たき火を囲んで、みんなで延々とやっていましたね。

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