【木村和久連載】倶楽部メンバーに
なる前に。視察プレーのポイントは?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 あと、バスタオルも使い古しのペナペナで黄ばんでいるのは、ちょっと勘弁してほしいです。楽しいラウンド後でも、気分が萎えちゃいます。


コースを視察する際には、自分なりにチェックポイントを決めておくことが大切ですコースを視察する際には、自分なりにチェックポイントを決めておくことが大切です
・メンバーのロッカー
 重厚で、キャディーバッグが余裕で入るぐらいがいいですね。

 昔は、事務所で使われているような、ステンレスのロッカーもありました。それだと、全然メンバーって気がしない。小学校の用務員さんがモップを入れているの? そんな感じになります......。

・キャディーに聞く
 あえてキャディーさんをつけて、茶屋でたんまりお土産を渡して、いろいろと本音を聞いてみる、というのはアリです。「服装はうるさいか?」とか。

 すると、「マナーが悪いとフェローシップ委員が飛んできます」なんて、教えてくれたりしてね。まあ、有益情報は"キャディーは見ていた"的なノリで、市原悦子風のキャディーさんに聞いてみましょう。

 どうです? 視察プレーと言いつつ、私はゴルフコース以外のことが気になってしまいます。それは、倶楽部メンバーになる――ということが、ラウンドするだけにとどまらない、特別なことだからです。

 あとは、"当たって砕けろ"の精神で。

 早く会員権を気軽に買える時代になるか、そんな年収をもらえるようになりたいですなぁ......。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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