【木村和久連載】ゴルフ愛好家は「コロナショック」にどう対処する? (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ともあれ、『緊急事態宣言』が出されたなか、「客としてどんどんゴルフに行け」というのもはばかれるので、社会貢献をしているゴルフ場があることを、少し紹介したいと思います。

 広島のリージャスクレストゴルフクラブでは、クラブハウスの周りを一般にも開放。休校中の子どもたちに、芝生の上で遊べるようにしています。ついでに無料で大浴場も利用でき、格安のランチも提供するなど、至れり尽くせりです。

 また、群馬の伊香保カントリークラブでは、学校が休みで室内に閉じこもりがちな子供たちのために、使用していないコースを開放。サッカーやキャッチボールが楽しめるようにしています。

 実際、どれだけの子どもたちが来るかはともかく、そういうことをやる姿勢が素晴らしいじゃないですか。

 これなら、何組かの家族でゴルフ場にやって来て、お父さんたちはラウンド。子どもたちは芝生の上で大いに遊ぶ、なんてこともできます。

 こうしたことは、子どもの面倒を見るスタッフがいれば、どこのゴルフ場でもできるはずです。こういうニュースに刺激を受けて、子どもたちにどんどん芝生を開放してほしいです。

 ゴルフ関連でも、世の中に貢献できることはいろいろとあります。現在の事態が終息したら、『新型コロナウイルス撲滅チャリティコンペ』とか、どんどんやりましょう。

 思えば、東日本大震災の時も、東北のゴルフ場を救おうと、地元の宮城に帰って、何度かラウンドしました。自分のできる範囲内での貢献を、みなさんも考えてみてください。

 ゴルフは比較的安全と言っても、さまざまな意見があるのも事実です。最後は、自己責任ということになるのでしょうが......。

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