【木村和久連載】ゴルフ愛好家は「コロナショック」にどう対処する? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 3月中旬の話です。実際、沖縄行きの飛行機は、半分ぐらいが欠航していましたね。仕方がないので、メールの指示どおり、便を変更して、自分で座席を指定し直したのですが、その時は、9割ぐらい席が埋まっていました。

 ところが、いざ飛行機に乗る段になると、5割ぐらいしか席は埋まっていません。直前でキャンセルした人が結構いたのです。

 そうして、離陸。たまたま斜め後ろに座っていたオジさんが、咳を2回ほどしたので、ジロリとにらんでやりました。無論、「おまえなぁ~、咳エチケットぐらい守れよ。そういう時は、マスクをするんだよ!」と、心の中でつぶやきつつですよ。

 しばらくして、ウトウトしていると、今度はこっちが無性にくしゃみをしたくなってきました。鼻をつまんで、我慢をしていたけど、限界に達して1回だけ、クシュンとしました。

 すると、今度はこっちが、前の席にいた若い女性2人からギロリとにらまれる始末。無言のプレッシャーっていうんでしょうか。お互いが疑心暗鬼になっていて、「これじゃあ、機内では恋愛は生まれないな」って、しみじみ思いました......って、そういう話か?

 まあ、こんな状況ですが、沖縄のゴルフ場はわりと空いていました。でも、ガラガラというわけではありません。それは、地元の人がたくさんやってくるからです。

 沖縄は、比較的感染者が少ないところです。小、中学校も、春休みの前に授業を再開しています。だから、沖縄にゴルフをしに行くのは、沖縄振興のためにもいいことなんじゃないか、と勝手に思ったりして......。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る