【木村和久連載】ゴルフ愛好家は「コロナショック」にどう対処する? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 一般的に、ゴルフは屋外競技だから、新型コロナウイルスの感染拡大への不安は少ないのではないか、という見方もあります。しかし、何万、あるいは数千人でもギャラリーが集まれば、試合会場に向かうシャトルバスなどは満員状態になります。「それは、さすがにまずいんじゃないか」と、そういう判断もあるんでしょうね。

 さらには、ひとつのトーナメントを開催した場合、ボランティアを含めて、かなりの運営スタッフが必要になります。選手やキャディーをはじめ、それだけの人が集まることを踏まえれば、"万が一"のことを考えないわけにはいかなかったのでしょう。

 ただ、試合再開まで、もう少しの辛抱だと思います。いくらなんでも、今シーズンのトーナメントがすべて中止って、ことはないと思いますから。

 こうしたプロのトーナメントの現状を受けて、プライベートのゴルフを自粛するのはどうなのでしょう? こちらは、新型コロナウイルス感染への予防策をきちんと講じていれば、たまにはやってもいいんじゃないかな、と思っているんですけど......。

 実は先日、取材で沖縄に行ってゴルフをしてきました。その時の様子を、少しレポートさせていただきます。

 大手航空会社の沖縄行きチケットを入手したのは、出発予定日のおよそひと月前でした。すると、出発日の1週間前に、突然航空会社からメールが来て、「便を変更しました」と。

 そんなこと、頼んでないがな!? と思いつつ、メールの詳細を見てみると、新型コロナウイルスの影響で、当初搭乗予定の便が欠航したため、それに近い時間帯の別便を予約したので、そちらに変更してくれ、といった内容が記されていました。

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る