松山英樹が「ゼロ点」と苦笑い。乱調の要因を自己分析して前を向く (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 とくに悔やまれるのは、出だしの3ホール。2m前後のパットを続けて外して、3連続ボギーでの発進となったのは痛かった。

「ショット、パットともにうまくいかなかった。最初からうまくかみ合わなくて、1番も......、2番も、3番も全部、そんなに長いパーパットじゃないのに決め切れなくて。6番もそう。そこから、思うようにスコアにつなげられなくて、最後のほうはちょっと気持ちが切れてしまった、という感じはありますね。

 ドライバーに関しては、少しよくなってきたかなと思ったんですけど、アイアンが......。最終ホールのセカンドもそうだけど、突拍子もない大きなミスショットが出ている。ちょっとしたことだと思うんですけど、そこがなかなかつかみきれていない」

 最終日も、松山は揮わなかった。風は弱まったものの、ショットが不調のままで、1バーディー、6ボギーの「77」。通算11オーバー、56位タイで大会を終えた。

「(自らの出来は)ゼロ。パー以下ですね。評価に値するゴルフをしていない。(ラウンド中の苦笑いは)あまりにも(ボールが)当たらなさすぎて、『どうしようもないなぁ』と。もう、どうにもできない感じだったので......(苦笑)。

(ショットの不調については)やっぱり(感覚的に)ズレているものがある。ほんのちょっとのことだと思うんですけど......。でもそれで、こんなに崩れるのはよくない。

 ただ、小手先で合せていないから、ここまで曲がっている、(ボールが)当たらなくなっていると思うので、プラスに考えれば、よくなりつつあるなかでの悪い状況だと思う。そういうふうに捉えるしかもう......気持ちがもたないです(苦笑)。

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