【木村和久連載】フェアなコースとアンフェアなコースの実態を探る (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ひどいと、3ホールぐらい逆光が延々と続くコースもあります。そういうコースには、また行きたいとは思いません。

 クレームを出すほどではないですけど、納得がいきません。これまた、見事なアンフェアなコースと言えます。

(4)ビジター料金が安い
 地方に行くと、メンバーのプレー代が5000円ぐらいで、平日のビジター料金が3980円といったコースがあったりします。そのうえ、ビジターにはランチセットがついている、なんてことも。

 これは、メンバーからすれば、かなりアンフェアな料金体系ですよね。しかも、ビジターはネットで予約できるし......。

 こうなると、メンバーになる理由をどこに見出せばいいのか?

 これは、メンバーライフとは何か? ということを突きつけられる問題です。

 メンバーとしては、やはり月例などの競技に出たり、倶楽部の委員となってホームコースのために奉仕したりする。そういうことをするのが、重要になってくるんでしょうね。

 逆に考えれば、競技や倶楽部活動をしなければ、メンバーになる意義は少ないです。

(5)都会のビジター料金は高い
 これが、都会にある名門コースとなると、話が違ってきます。メンバーのプレー代が1万2000円ぐらいで、ビジターはその倍とか。土日となると、食事等を入れて、3万5000円ぐらいになったりします。

 もう誘われたら、清水の舞台から飛び降りるつもりでラウンド......って、どんなラウンドやねん。

 そういうコースは、高級感が漂い、その世界観だけでも、庶民からしてみれば、アンフェアそのもの。羨んだり、やっかんだり、さらに料金が高いって、「もう二度と行かない!」と誓ったりしますね。

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