【木村和久連載】ゴルフはレジャー。優しいローカルルールは大賛成! (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(2)OKパーの判断において
 一般的に「OKパー」は、ワングリップと言われていますが、実測で30cmぐらいになります。その距離は、誰が見てもOKでしょう。

 OKかどうか、我々が判断に悩む距離は70cmと言われています。その距離が、アマチュアにとっては"入れ頃、外し頃"なのです。

 けど、人間の目測による距離はいい加減なもの。OKパーの距離に甘い派と厳しい派で、バトルが生じることがよくあります。

 さらに「情けのOK」という、新しい"オマケ"が登場しています。それは、ダボパットを外してしまった時とかですね。まだ1mちょっとのトリプルボギーパットが残っているけど、そういう時は「十分叩いたから、OKにしてあげる」というのが、"武士の情け"というものです。

 そのさじ加減も、人それぞれ。お情けOKでも、ひと悶着あったりするんですよぉ~。

 今は、プレーファースト傾向にあるので、個人的には甘いOKは大賛成です。まあ、おおよそ同伴メンバーの顔ぶれを見て、調整するようになりますがね。

(3)OBの処置は新旧混在
 ちょっと前のこと、超名門コースでラウンドした時に、友だちがOBを打ったら、キャディーさんに「暫定球を打ってください」と言われました。身内の和気あいあいコンペだったので、「前進4打でいいじゃん」と言うや、キャディーさんは「当コースは、OBと思われる時は、打ち直しとなっています」と言って、頑として譲りません。

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