【木村和久連載】ゴルフはレジャー。
優しいローカルルールは大賛成!

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ところで、ハンデ計算においてダブルカットを採用するなら、実際のスコアもダブルカットにするような動きが、最近のコンペでは見受けられます。これは、昨年のルール改定で、プライベートラウンドの際には「最大スコアを決めることができる」という点からきています。

 誰でも、大叩きをしたら嫌ですよね。そこで、とあるコンペでは"最大スコアのダブルカットルール"を採用。パー3なら最大6、パー5でも最大10より上のスコアは数えない、というルールで行なっていました。ビギナーが多くいるコンペなんか、プレー時間も短縮されて、いいかもしれませんね。

 しかし、ここで軋轢が生じます。現実問題として「そんなルールにしたら、ゴルフにならない」と、文句を言う人が出てきます。たいがい、頑固でうまい人ですけどね。

「ゴルフはあるがままに打つのだから、スコアの過少申告はいかん」となるんですな。

アマチュアなら、「紳士のスポーツ」というより「レジャー」としてゴルフを楽しみたいですよね...アマチュアなら、「紳士のスポーツ」というより「レジャー」としてゴルフを楽しみたいですよね... ともあれ、みなさんも今後、コンペに参加する時には、最大スコアのダブルカットルールが適用されているかどうか、チェックしてみてください。これ、意外なところで助かります。

 たとえば、トレイに行って、1ホール休んでしまった時とかね。従来であれば、3倍のスコア、ロングホールなら「15」とスコアに書くのが暗黙のルールでしたが、ダブルカットルールなら、最大「10」で済みます。ショートホールなら「6」で済みますから、ほんとラッキー!

 体調の悪い人も救える、いいルールだと思いますね。

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