松山英樹が最後の3ショットを自画自賛。
得意舞台で爆発ムードがある

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 サウスコースで行なわれる決勝ラウンド。ボギーが先行した3日目は、結局スコアを2つ落として通算2アンダー、50位タイまで順位を落とした。

「(3番、4番と連続ボギーとして)スタートがすごく悪かったけど、途中でバーディーが2つきて、そこからいい流れになるかと思ったんですけど......。(後半の)11番、12番でボギーを叩いてしまって、逆に(いい流れを)手放してしまった感じ。

 いいところもいくつかあったけど、悪いところのほうが圧倒的に多かった。そんななか、ドライバーは後半にかけて立て直すことができた。ただ、アイアンがよくないので、そこを何とかしたい。スイングの問題だと思うけど、ドライバーが安定しているというのは、(自分の中で)いいきっかけが見つかっているんだと思う。アイアンの精度を上げられれば、ドライバーももっとよくなると思うので、そこら辺をしっかりやっていきたい。

(スイングについては)いろいろと考えすぎている部分もあるので。そこで、もうちょっとシンプルに考えてできれば......。来週もありますし、明日よくなるように、切り替えてできたら、いいなと思う」

 最終日は、1イーグル、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと、出入りの激しいゴルフとなった松山。スコアは1つ伸ばしたものの、最終的に首位とは12打差の通算3アンダー、45位タイでフィニッシュした。

「ずっと苦しいラウンドだったので、特に何も思うことはなかったです(苦笑)。(10番スタートでいきなりバーディーを奪った)前半も、あまりいい感じではなかった。そして、後半はショットが暴れて、最後のほうはバタバタしてしまった。

 それでも、最後の9番(パー5)では、ティーショット、セカンド、3打目とすごくよかった。とりわけ、ティーショットは"救いの一打"っていう感じで、来週につながる一打だったかなと思う」

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