渋野日向子は最後も「笑けた」。
やっぱりシブコが令和最強のヒロイン

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

「この1年間戦ってこられて、ここまでの私になれたのは、青木翔コーチに出会ったからで、本当にたくさんのことを教えてもらった。青木さんがいてくれたから、今の自分がいる。それに家族、応援団の方々、マネジャーさん、キャディーさんだったり、スポンサーさんだったり......こういう方々の支えがなかったら、全英以降もやってこられなかった。感謝の気持ちでいっぱいです」

 2020年の目標は、現時点では8月の東京五輪しか頭にない。ただ出場するだけじゃない。メダルを、それも最も輝く色のメダルを狙う。

「まだ出場できるかどうかわかりませんが、やっぱり自国開催ですから、金メダルを獲りたいですねえ」

 年内はトレーニングを中心に行なって来季に備え、クリスマスイブには歯科クリニックで親不知を抜く。来季は、2月の海外のトーナメントから出場するという。

「今年1年、本当にありがとうございました」

 最後は、いつものシンデレラスマイルで、宮崎カントリークラブをあとにした。

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