【木村和久連載】突然のラウンドにも対応。貸しクラブを利用しよう! (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 だから、貸しクラブは自分の持っているクラブセットより、新しいタイプが多いのです。個人所有のクラブセットって、馴染んだ古いクラブが必ず何本か入っていますしね。

 最新トレンドを知るうえでは、レンタルクラブを活用することが、とても効果的かもしれません。


最近、ゴルフ場の貸しクラブは、最新モデルのものが結構多いみたいですね最近、ゴルフ場の貸しクラブは、最新モデルのものが結構多いみたいですね
(2)貸しクラブは簡単に打てる
 クラブを貸すほうは、みなさんにゴルフを楽しんでもらおうと考えていますから、誰でも打てるようなポピュラーなブランドのギアを用意しています。そこで、使う側も見栄を張ってSシャフトを選ばずにRシャフトを使えば、さほどボールが曲がらずにプレーできますよ。

 以前、ドライバーの打ち比べをやったことがあるのですが、どのメーカーもRシャフトで結構飛んでいました。飛ぶからって、マン振りすると、やっぱりボールは曲がってしまい......。じゃあ、「Sシャフトを使用するか」ってことになったりしますが、それは違うと思います。

 貸しクラブは、多少物足りないぐらいで納得すべきでしょう。初対面のクラブでハードスペックを使えば、一時はよくても、18ホール安定した弾道が描けるかどうかは未知数ですから。

 そう考えると、アベレージゴルファーの方は、ハズレがないRシャフトで十分です。柔らかいと感じたら、軽く振ればいいし、もしくはクラブを短く持てばいいんです。クラブを短く持てば、相対的にシャフトは硬く感じますからね、そこで調整してください。

 第一、貸しクラブでベストスコアを狙ったりしませんよね? ゆったり振って、前進200ヤードで叩かずにプレーできれば、ゴルフは楽しいものです。

(3)貸しクラブが不安な人は?
 突然コースに行くことになって、貸しクラブと"ごたいめ~ん"となった時、まったく相性が合わないことを妄想している人もいるでしょう。

 そういう方は、あらかじめ予約したコースに電話をかけて、貸しクラブのブランドを聞いておくのもアリです。そして、そのクラブを練習場や中古ショップで打ってみる――それで、心配は解消できるはずです。

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