2019.11.14

【木村和久連載】大盛況の
ラグビー界にならうゴルフ界の強化と国際化

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 アメリカでは、大統領クラスの著名な政治家とゴルフ界の関わりは深いです。たとえば、”パパ・ブッシュ”ことジョージ・H・W・ブッシュ米元大統領の家系は、USGA(全米ゴルフ協会)に長く関与していました。銀行家でビジネスマンの祖父がUSGAの会長になっているし、”パパ・ブッシュ”の父プレスコット・ブッシュ氏も、政治家になる前にUSGAの会長に就任しています。

 メジャースポーツの発展は、政治力がないと実現できません。

 スポーツと政治を結びつける話は、別に今に始まった話ではありません。都市伝説ではありますが、ドワイト・D・アイゼンハワー大統領は、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのメンバーの力によって、大統領になった――そういう噂がまことしやかに流れています。

 オーガスタのメンバーの推挙により、同クラブのメンバーになったアイゼンハワー氏。そこから、メンバーの尽力によってロビー活動が始まり、大統領選時の選挙対策室は、オーガスタにあったとも言われています。

 日本も、ゴルフ好きの安倍さんがJGA会長となり、ロビー活動をやって、日本オープンを世界の準メジャー競技に格上げする――そんなことを実現させてほしいです。

 現在、JGAは何をやっているのか、外からではよくわかりません。そもそも政治的な動きができるのか? たぶん無理でしょう。コースレート算出で小銭を稼いでいることぐらいしか、知りませんしね。

 ただ、日本オープンなどの大きな大会の主催者であることは確かです。

 じゃあ、日本オープンをでっかくして、盛り上げましょうよ。

 優勝賞金は、なんとかスポンサーをつけて、最低でも1億5000万円はほしいです。先日、日本で初めて開催された米PGAツアー、ZOZO CHAMPIONSHIPの優勝賞金がおよそ2億円ですから。それぐらいじゃないと、海外の主力選手は来ないでしょう。

 海外有名選手の招聘は、最低でも20人。これも、スポンサーによるCM撮りなどのアルバイトをセッティングすれば、選手もいい仕事だと思って日本にやって来るでしょう。

 スケジュールも、PGAやUSGAなどと協議して、PGAツアーと被らないように根回しをする。これぐらいやったら、日本のゴルフ界も大いに賑わうんじゃないですか。