不機嫌な渋野日向子。首位と2打差も「笑うしかない。一日が台無し」 (3ページ目)

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 初日にトップに立ったのは、前週の樋口久子 三菱電機レディスの優勝者で、世界ランキングによって決まる五輪代表切符を、渋野(世界ランキング13位)と争っている鈴木愛(同24位)だ。鈴木は言った。

「自分自身が心から出たいというよりは、スポンサーのみなさんや、友だちたちが期待してくれているので、それに応えられるなら応えたい」

 渋野は、今季の賞金女王争いにおいては追う立場でありながら、来年の東京五輪の代表権争いでは追われる立場にある。渋野にとって、今大会で米ツアー2勝目(今季ツアー4勝目)を飾ることができれば、ライバルとの差を縮め、あるいは広げることにつながる。

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