【木村和久連載】ゴルフの不思議。歳をとると服装マナーが妙に馴染む (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ですが、みなさんもご存知のように、今や伸び縮みする素材の開発、伸縮自在な編み込み方などによって、柔軟性のあるポロシャツが商品化されています。ゴルフ程度なら、裾をズボンの中に入れても何ら問題ありません。

 ということで、オヤジたちは心配することなく、ポロシャツの裾をズボン中に入れています。襟のついたポロシャツを着るのと一緒で、そうしたほうが、不思議とラウンドモードになる、という人が多いのかもしれませんね。

 そんな、ゴルフには欠かせないポロシャツ。有名ブランドのものだと、1万5000円ぐらいしますかね。でも、それと同等か、それ以上のものが、ユニクロでは4000円以下で売っています。

 最近、ユニクロのポロシャツはすこぶるいいです。布地が薄いのにしっかりしていて、伸縮性も素晴らしい。海外に行く時に畳んで持っていきましたが、通常のポロシャツの半分の容量に収まって驚きでした。

 そのうえ、皺もほとんどつかないし。これは、売れて当然ですよ。

 また、夏のゴルフだと、ポロシャツは直射日光を受けて、しかも汗をかいたり、塩をふいたりする影響なのか、すぐに変色しがちでした。せっかく高いポロシャツを買ったのに、1回でダメになるケースもありました。

 そう考えると、ここ20年でポロシャツの耐久性はすごく高まっています。気に入ったブランドのポロシャツは、ぜひまとめ買いしたいものです。

 ところで、夏場というと、必ず「短パン&ショートソックス問題」が浮上しますよね。

 短パンについては、脇にポケットがなければ、おおよそOKですかね。サイドポケットや迷彩柄がNGなのは、軍隊を想起させるからでしょうか......って、考えすぎですかね。

 まあ、そこは置いておいて、短パンでラウンドする場合、ショートソックスは基本禁止というコースが多いです。そう言われると、昔は「足のくるぶしまで日焼けしたいから」と、ぶつくさ文句を言っていました。

 でも、今は逆です。しっかりハイソックスを穿いています。

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