渋野日向子が「らしさ」を見せて急浮上。
入念な「復習」でより高みへ

  • 杉山茂樹●取材・文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Getty Images

 暫定首位は、稲見で通算10アンダー。渋野と賞金女王争いを繰り広げる申ジエは、通算7アンダー(2位タイ)。

「前半、もったいないパットを何個か外した分、後半入ってくれた。明日は、バーディーを何個取れるかですね。(スコアの)伸ばし合いになると思います。私も(その争いに)遅れずについていきたいです」

 15番のプレーを終えてクラブハウスに戻るや、即パットの練習に向かった渋野。おかげで、彼女を待つ報道陣の前に姿を現したのが、ラウンド後、かなりの時間が経過してからだった。インタビューが終わるや、周囲の大人たちに、しきりに頭を下げる姿が印象的だった。

 その後、彼女は再びパッティンググリーンに向かった。

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