2019.10.10

【木村和久連載】今さら聞けない
ハンデの話。人生最高の「証」がほしい

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 現役プロが1500人いても、トーナメントで名前が出るのは、男女それぞれ100人未満です。そもそもトーナメントでは、予選を通過しないと賞金がもらえませんからね。マジで、厳しい世界です。

 賞金が出るプロは、男女ともに毎試合60名ほど。5000人のプロがいるとして、およそ2%のプロしか賞金がもらえないのです。

 もちろんトーナメントの賞金以外にも、スポンサーをはじめ、イベントや営業、レッスンなど、さまざまな収入源がありますけどね。

 プロゴルファーの生活は厳しい反面、とんでもない問題を起こさない限り、永久に資格をはく奪されないので、その点は「いいな」とも思います。

 野球の場合、ドラフトや入団テストを経て、プロ野球選手になりますが、引退すれば、元プロという扱いですからね。

 実際問題、どうしてゴルフだけ、ず~っと「プロ」と名乗れるのか?

 それは、シニアツアーがあるからです。とくに現在は、シルバー人口が増えています。そうした状況にあって、昔活躍した往年の選手が50歳を過ぎたら、また活躍できる舞台が整っているのです。

 今後、さらなるシニアツアーの隆盛によって、PGA競技のグランドシニア(60歳以上)やゴールドシニア(68歳以上)の人気が高まって増えていけば、完全に死ぬまで「プロ」ですね。

 とまあ、プロの栄光と厳しさにも触れてきましたが、話を戻して、ここからはアマチュアのハンデの話に移ります。20年ぐらい前に、アマチュアのハンディキャップの表記基準が微妙に変わりました。

 アマチュアゴルファーでハンディキャップを取得している方は、おおよそどこかしらのゴルフ倶楽部に所属していました。だから当初は、ハンディキャップと言えば、ほとんどがクラブハンデでした。

 クラブハンデでは、JGA(日本ゴルフ協会)のハンデを参考にしつつも、月例競技などの成績を考慮して、「あなたは、今回の競技で優勝したので、2階級特進。ハンデ15を13とする」みたいなことがありました。