【木村和久連載】こんなゴルフ場はイヤ。続・勘弁してよ「あるある」 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 休場日だと、フロント関連のシステムを切っているので、カード決済ができないんですな。そのため、「キャディーマスター室前で現金清算してくれ」と言われたことが何度かあります。

 同様に、薄暮のハーフラウンドや、ナイター営業などでは、フロントを閉めている場合が多いので、支払いは「現金のみです」と言われますね。

 事前にわかっていれば問題ないのですが、知らないと誰かにお金を借りるとか、一度外に出て、コンビニなどでお金を引き出してこなければいけません。それが、面倒くさいです。

 最近はスマホ決済が主流になっているので、タブレット端末でカード決済できるシステムを導入してほしいものですね。

(7)重いキャディーバッグはNG
 昔、名門クラブに行ったら、キャディーバッグの重量制限があって、「あなたのバッグは重そうだから測ります」と言われて、重量を測定されたことがあります。

 その結果、規定よりも重量オーバーだからって、バッグの中から合羽やボールやらを取り除かれて、それでやっとラウンドができました。まあ、余分なものは後から返ってくるからいいんですけどね。

 これこそ、歩きゴルフの古き良き時代の産物でした。今は乗用カートなので、そんなことは滅多にありません......と思っていたら、このコース、あらためて調べてみると、まだキャディーバッグの重量制限をやっているようです。

 このコースでは、来年には大きな世界大会も行なわれます。その時、海外の有名選手たちに対しても、「あんたのバッグは重いから、中の荷物を減らして」と言うのでしょうか。どうなるのか、楽しみに待ちたいと思います。

 今となっては、変わった制度やシステムは、戸惑いや怒りというより、格好の"ネタ"でしかありません。ゴルフ場で奇妙な体験をしたら、どんどんSNSにアップして、賛否を問いましょうかね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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