【木村和久連載】こんなゴルフ場はイヤ。
続・勘弁してよ「あるある」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 仲のいい友だちとのラウンドでは「豚汁セット」で構いませんし、ゴルフ場に来る前にコンビニでサンドウィッチと菓子パン、コーヒーを買って500円程度で済ませるとか、それで十分です。

 もちろん、1200円の「和定食」が、値段に見合ったボリューム、品ぞろえなら、何ら問題ありません。1000円で「朝食バイキング」をやっているコースもあるわけで、そこはぜひ検討してほしいです。

(3)駅が近いのにクラブバスがない
 関東近郊で、鉄道の駅が近いにもかかわらず、クラブバスを運行していないコースがちらほらあります。あれは、どうしてでしょう?

 駅からタクシーで2000円ぐらいだから、みんなで相乗りすれば、ひとり500円ぐらい払って済むから、それでいいじゃん、という目論みなのでしょうか。

 だいたい初めて行く人は、その小さな駅にタクシーが常時いるのかさえわからないし、そもそも一緒に回る仲間同士で、同じ駅に着くように段取りするのは、かなり面倒くさいです。

 もしかすると、地元タクシー会社との共存を図っているのかもしれませんけど、時代は電車でゴルフの方向に流れています。各ゴルフ場はもう一度、クラブバスの運行を検討してみてはいかがですか? それだけで、お客さんが増えると思いますよ。

(4)風呂場の床が滑る
 子どもの時、銭湯に行って床で滑って頭を打って、ひどい目に遭いました。それ以来、旅館やゴルフ場の風呂場では、恐る恐る歩いています。

 そもそもお風呂に入る時はメガネを外すので、床があまり見えません。ゆえにバランスを崩しやすいのかもしれません。それで年に1、2回ぐらい、風呂場で滑って危ない目に遭っています。

 それにしても、なんで床が滑るのか? どうせ、掃除をおろそかにしていて、(床に)垢やせっけんが残っているんだろうって思われるでしょ? でも案外、高級なコースの風呂場の床ほど滑るんですよ。

 だから、あのコースの風呂場の床は滑る、ということを私は覚えていて、そこの風呂場に行く際は、同伴メンバーにも「床滑り警報」を出して、注意喚起します。

 思うに、高級コースでは風呂場の床にもお金をかけて、いい素材を使っているのでしょう。結果、日々ツルツルに磨いていて、逆に滑るんじゃないかと思っています。ほんと、いい迷惑です。

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