【木村和久連載】こんなコースは
ちょっと...。勘弁してよ「あるある」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そういうところは避けてプレーすればいいのですが、その動物被害があまりにもひどいとね......。限度って、ありますよ。

 動物だけでなく、結構しぶとい雑草にも困ったものです。雑草の種子が飛んできたグリーンには、そこから雑草が生えてきます。おかげで、グリーンはマダラ模様になってしまうのです。

 雑草の成長力、侵食力が強くて、芝生に勝ることがよくあります。こうなったらもう、一度グリーンの土を変えて、芝生の種を新たに植え替えるしかないでしょうね。

(7)ラフに大穴が隠れている
 夏場に某コースのラフを歩いていたら、ズボッと片足がはまって、大変な目にあいました。足がはまった瞬間に足を曲げてしまい、軽い捻挫になってしまったのです。

 結局、その日はずっと片足を引きずってのプレー。ゴルフになりませんでした。

 そのコースは名門コースでしたが、なんで穴があったかは謎です。大雨のあとだったからかもしれませんが、コース側にも多少は責任があると思うんですよね。

 ただ、こういうのって、文句を言っても、言いがかりに聞こえますからね。軽い交通事故にあったと思って、コース側に苦情を言ったり、責任を追求したりするのはやめておきました。もちろんそのコースには、相性が悪いと思って、二度と行っていませんが......。

(8)天才の考えは理解不能
 それは、井上誠一設計の某カントリー倶楽部......って、私がメンバーだったコースじゃん!?

 東の18番ミドルホールには、フェアウェーセンターの真ん中に数本の樹木が生い茂っています。ナイスショットを放つと、その樹木の下へ。セカンドショットでは、グリーンが狙いづらくて厄介です。

 まあ、これも何かしらの意図があっての設計なのでしょう。が、いまだ理解不能です。

 その他、トム・ワトソン設計のあるコースでは、グリーンの中にバンカーがあったりして......。せっかくグリーンに乗ったのに、「バンカーかよぉ~」ってことが、現実に起きるのです。

 そんなわけで、ゴルフ場にはわりと常識を超えたセッティングや設備があったりします。それを受け入れてのコースです。

 ある意味、そういうコースは記憶に残りますから、それはそれで個性があっていいのかもしれませんね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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