【木村和久連載】こんなコースはちょっと...。勘弁してよ「あるある」 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

ホール間の移動が長いのは大変ですよね...。こんなのはさすがに勘弁してほしいです...ホール間の移動が長いのは大変ですよね...。こんなのはさすがに勘弁してほしいです... 最悪なのは、山奥でのエンストです。マーシャルを呼ぶと言っても、代えのカートが来るまでに、かなりの時間がかかりますからね。ほんと、大変です。

(2)アイアン限定でティーショットを打たせる
 極端なドッグレッグや、住宅地がそばにあったりすると、「5番アイアン以下でティーショットを打ってください」という表示がありますよね。

 ドライバーでかっ飛ばすことができず、面白くありませんが、それには渋々従うしかありません。5番アイアンだとざっと180ヤードですから、みなさん「それ以下で」という計算をして打ちます。

 ただ私の場合、アイアンは8番アイアンからしか持っていないので、"アイアン縛り"をされるとしんどいです。

 ユーティリティもハイブリッドと呼び名が変わりつつある昨今、アイアンのみの表示は古すぎです。ギアの種類や番手で制限を設けるのではなく、あくまでも飛距離で制限を設けるべきですよね。

(3)ティーグラウンドがマット
 18ホールすべてのティーグラウンド(現在はティーイングエリア)がマットなら、それはそれで潔いのですが、唐突に2、3ホールだけ、人工マットでティーショットを打たされることになると、面食らいます。

 そもそもなんで、人工マットにするのでしょうか。

 ティーグラウンドって、みんながほぼ同じ場所でダフッたりするから、芝が傷みやすいんですな。それで、何日かごとに打つ場所を変えなきゃならないわけですが、コース側としては、それも面倒だし、メンテも簡単だからと、「人工マットで打たせよう」となるのです。

 けど、唐突に人工マットが現われると、戸惑います。しかも、問題もたくさんあります。ティーが程よい高さに刺さらない。ショートホールだと、マットが硬いのでダフる心配が余計に増す。さらに、足もとが滑る。スタンスに違和感を覚える......などなど、気になり出したら、止まりません。

 中途半端な人工マットは、ぜひやめていただきたいです。

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