【木村和久連載】有名ゴルファーから学ぶ、
我が「ゴルフの処世術」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

活躍している選手たちからは学ぶべきものがたくさんありますね活躍している選手たちからは学ぶべきものがたくさんありますね プロである彼がそうなんですから、我々アマチュアは、調子が悪いとか、経済的な要因で少しぐらいゴルフを休んだって、何ら問題はありません。

 ゴルフではありませんが、個人的な話をすれば、昨年の11月をもって、6年間毎日やっていたデイトレードを中止しています。勝てなくなったのが、その理由です。そこで今一度、本業の執筆業に奮起して、軍資金を貯めて、余裕ができたら再開しようと思っています。

 おかげで、漫画の原作の仕事(『黄昏ゴルフ倶楽部』週刊パーゴルフ)まで増えて、本業は絶好調。相場は米中の貿易摩擦などで泥沼状態ですから、この選択は正しかったと思っています。

 肝心のラウンドについては、スコアにさほど左右されないゴルフの仕事をしているので、楽しく続けています。

 とはいえ、ゴルフの調子が仕事に影響を及ぼしている方や、ゴルフが経済的な負担になっている方は、ラウンドの回数を減らすとか、一定期間休んでみる、というのはありです。

 タイガー・ウッズとまではいかなくとも、健康面、精神面、経済面などで不安があれば、一度休んで立て直しを図ってみる。そしてまた、自身を取り巻く状況が一変したら、ゴルフを再開する。そうして、見事な復活を飾ればいいじゃないですか。

 急がば回れ、です。

 株取引の格言に「休むも相場()」というのがありますが、そのまんま「休むのもゴルフ」と言って、差し支えないでしょう。
※日々、株式の売買や投資を繰り返していると、客観的に全体の相場を見られなくなり、思わぬ落とし穴にハマることがある。それを戒めるお言葉。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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