【木村和久連載】快適なゴルフを楽しむために、徹底すべきトイレ対策 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

◆9時過ぎの遅いスタートの場合
 この時は、7時台にはコースに来て、和食の朝食をガッツリ食べて、そこからすぐに練習をします。コースに着いてからスタートまで、およそ2時間はあります。その間に、トイレもなんとか済ませられるでしょう。

 とにかく、食事をして暖かい場所で動かないのが、一番いけないのです。外に出て外気を浴びて、体を動かせば、30分ぐらいで自然に便意はもよおしてきます。さすれば、楽しくゴルフができるってものです。

 今や、アマチュアゴルファーの平均年齢は60歳を超える、と言われています。ゆえに、お年寄りの多い古い名門コースに行くと、やたらとトイレが多いことに驚きます。

 はや2ホール目にはトイレを発見できます。「今、スタートしたばっかりだろう。誰が使うんだよ」って思っていたら、自分が使ったりして......。要は、自分がだんだん歳を取るに従って、トイレが近くにある有難みを身に沁みてわかってくるのです。

 アマチュアゴルファー600万人のうち半数以上は、もはやジジイかオヤジです。だったら、みなさん、以前よりトイレが近いはず。今後、すべてのゴルフ場に対して、"トイレを倍増させる運動"を展開させていきましょう。

 そして、トイレガイドの作成ですね。コースガイドはありますが、トイレガイドはないじゃないですか。この場合のトイレガイドは、「5番の茶店にある」といったオーソドックスなものではありません。

 たとえばラウンド中、突発的に便意をもよおした。急にトイレに行きたくなったけど、近くにトイレがない。でも、キャディーさんに聞くと、「あの林を抜けると、トイレがあるから」なんて、言ってくれることがあります。これぞ、"天の啓示"。慌てて、内股で駆けていきます。

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