【木村和久連載】こんな人はイヤだ。一緒に回りたくない「あるある」 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

◆「食事をおごるよ」と言われて、うな重を頼むヤツ
 たまに名門クラブのメンバーと一緒にラウンドすると、「今日は食事をおごるから、なんか頼んでいいよ」と言ってくれる場合があります。

 土日のプレー代は、メンバーが1万円ぐらいなのに、ビジターは3万円超えとか、ざらにありますからね。ビジターの料金負担分を、そのメンバーさんは気遣ってくれているのです。

 けど、それをいいことに、うな重を頼むっていうのはどうかなぁ~。それって、回転寿司でおごってもらう身で、ウニばっか食うヤツと一緒じゃん。

 うな重は名門コースだと、国産のうなぎを使っていることが多いので、最低でも4000円ぐらいします。ちょっとは、メンバーさんに気を遣いましょう。

 さて、最後はキャディーさんの登場です。

◆「お客さんは7番ね」と言って、クラブ1本だけ渡すキャディー
 さすがにアプローチの際は、1本だけではなく、ウェッジを2本ぐらい渡してきますけど、そういうキャディーさんって、確かにいますよね。

 けど、私はへそ曲がりなので、アプローチの際にはユーティリティーも使用することがあります。キャディーさんからクラブを渡されると、その際に使用するクラブの判断が鈍るので、クラブは自分で取りにいくことが多いです。

 ところで、新ルールになって、ピンを差したままパターを打つようになり、キャディーさんの仕事が楽になりました。

 そうした状況のなか、よく考えると、私はボールを拭かないし、クラブも最後のプレーが終わるまでほとんど洗わないし、コースのレイアウトもカートモニターを見ればわかるから、キャディーさんがいなくても苦になりません。

 今や、多くの方々がセルフプレーを楽しんでいますから、私と同じような感覚の方は多いと思います。今後、どんどんキャディーさんがいなくなる――そんな時代になってきましたね。

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