【木村和久連載】チェ・ホソンの活躍で激震。レッスン業界はどうなる? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 まあ、理屈はそうですが、フォローにおける「飛ばそう」と思う気持ちと、「ドローをかけよう」とする魂が、ボールに乗り移ってナイスショットを生み出す。やや大げさに見えるフォローでの左回転は、そういうことだと理解されたし。

 最近、五十肩を患った知り合いが、フェイスブックにスイングをアップさせていたのですが、それも見事な"チェ・ホソン風"スイングでした。彼の活躍以降、SNSなどで「オレ(のスイング)もそうだ」と手を挙げている人が続出しています。こんなにも"チェ・ホソン打法"を実践している人がいたのだと思うと、非常にうれしいです。

 何を隠そう、今までは「へんてこりんなヘボ野郎」として、私は正統派の人たちから迫害を受けていました。それが今や、一気に形勢逆転。「変則スイング、バンザイ!」といった気風になってきました。

今や完全に市民権を得た「チェ・ホソン風」スイング今や完全に市民権を得た「チェ・ホソン風」スイング(3)それでいいのだ
 チェ・ホソン選手の登場以前は、こういう"邪道なスイング"はスクールに入って「矯正しましょう」という風潮でしたが、「これでいい」となったら、レッスンプロ業界はお客さんが減るでしょうね。

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