2019.01.17

【木村和久連載】女子プロの
放映権問題などゴルフ中継はどうなるか

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 これに反対して、トーナメント中継から降りたのが、日本テレビです。もともとテレビ局主導でトーナメントを開催していたのに、それを反故にして、将来的に放映権はLPGA側が持つとは何事だ、と怒っているのです。

 その結果、今季は日テレ系列の3試合が開催中止と発表されました(※ただし、現在は開催復活に向けて3大会とも再協議中)。

 試合がなくなったら、放映権をどうのこうのと言っている場合じゃないですよね。とはいえ、放映権は大会を実施・運営するスポーツの協会が管理する、というのが世界的な流れです。

 はたして、日本の女子ツアーはどうなっていくのか。今後の行方をしっかりと見守りたいと思います。

 5Gのデータ通信が開始されると、スマホでクリアな動画が長時間見られるようになります。そうなると、総務省が管理する電波行政、放送法の許認可問題を含めて、さまざまな変化が起きます。

 テレビ局とゴルフ団体が”放映権バトル”をやっている間に、人気のユーチューバーなどがスマホで勝手にトーナメントを中継し、そっちを見る人が多かった――なんてことが起こるかも……。

 ゴルフのトーナメント中継においては今、大きなターニングポイントを迎えていることは間違いないようです。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

『ヘボの流儀~叩いても楽しいゴルフの極意』好評発売中
詳細はこちら>

関連記事