2019.01.17

【木村和久連載】女子プロの
放映権問題などゴルフ中継はどうなるか

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 けど、その試合の多くは録画中継だったりして、臨場感に欠けます。ライブ中継だとしても、試合が延びたら時間を延長することがないため、非常にストレスがたまってしまいます。

 ネットでの試合経過報告も、スポンサーに配慮してか、テレビ放送の前までしか出ておらず、おおよそ14ホールあたりまででスコアボードは止まっているありさま。今や超速のネット社会にあって、試合経過の情報なんてあらゆるところからタダ漏れなのに、今さら何を! という感じです。

 そもそもアクティブなアマチュアゴルファーは、日曜日は当然、ホームコースでラウンドしています。それをしない人は、おおよそ家族サービスをしているに決まっています。

 結局、日曜日の午後3時にゴロリとできるのは、リタイヤした年金生活者の方々ぐらいですかね。

 こんなわけで、現役仕事世代のゴルファーは、ゴルフのトーナメント中継をゆっくり見られる時間などほとんどありません。だから、視聴者が減るのです。

(2)見たい選手がいない
 日本男子ツアーの2018年最終戦、日本シリーズJTカップでは、石川遼選手が最終日に追い上げて盛り上がりました。

 ただ最近は、こうして人気選手の活躍が見られる機会って、男子ツアーでは年に数回しかありません。”AON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)”全盛の頃は役者がそろっていて、毎週「誰が勝つんだろう」って、ワクワクしながらテレビ中継を見ていたものですが……。

 正直、今の男子プロはキャラが小粒なんですよね。石川選手以外では「誰が見たいかなぁ……」って悩んでしまうほどです。

 そうそう、小平智選手は結構がんばっていますが、みんなが見たいと思っているのは、小平選手に付いて回っている奥様、古閑美保さんの涙だったりして……。まあ、それはそれで”(夫婦)セット”として見応えはありますかね。