結果が出ない...どうした?松山英樹。
浮上するには何が足りないのか

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 2日目も5つのバーディーを奪った松山。ボギーをふたつに抑えて「67」で回り、通算4アンダー、35位タイと順位を上げて決勝ラウンドへ駒を進めた。

「ショット? あまりよくなかった。昨日よかったアイアンショットがなかなかうまく打てなかった。今日1日のなかで修正できればよかったんだけど、それができなくて......。今はショートゲームとロングゲームに不安があるので、アイアンショットがうまくいかないと、やはり厳しい戦いになる。それでも(この日は)3つ伸ばせたのはよかったな、と。

(自らのスイングについては)試合が始まる前、この週に入る前まではよかったんですけど、この週に入った瞬間に悪くなったので......。ただ、そうした状況のなかでも、少しずつアイアンショットはいい方向に向かってきていると思うので、それをいかに試合で出せるか。そういう意味では(予選ラウンドを突破して)残り2日間、プレーできるのはよかった」

 3日目、徐々に調子を上げてきた松山は6バーディー、1ボギーとさらにスコアを5つ伸ばした。通算9アンダーとして、順位は18位タイまで浮上した。

「ショットに関しては、いいものがだいぶ出せたかなという感じではありますが、パットはいいところもあれば、悪いところもあった。(「65」というスコアは)よかったと思います。(前半は惜しいパットが続いた?)まあ、近いバーディーチャンスがそんなになかったですから。それでも後半に(最後の3連続バーディーを含めて)スコアを伸ばせたのでよかった」

 首位とは9打差ながら、トップ10入りを射程圏内にとらえた松山。最終日は「(そこを目指して)がんばりたい」と話していたが、3日目とは一転して、ショット、パットともに乱れた。「73」と4日間で初めてオーバーパーを叩いて、2019年の初戦を気分よく終えることはできなかった。

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