「第2のアン・シネ」ユ・ヒョンジュが日本でブレイクする日は来るか (4ページ目)

  • 金明昱●取材・文 text&photo by Kim Myung-Wook

 とはいえ、ユ・ヒョンジュはQTランキング59位という結果を得て、下部ツアーとなるステップ・アップ・ツアーの来季の出場資格は確保した。

「来年は韓国でも下部ツアーの出場権はあるのですが、日本でも下部ツアーに出場できると聞いたので、それも検討してみたい。これから、前向きに考えてみます」

 日本での試合は楽しかったようで、ユ・ヒョンジュはそう言って、少しだけ笑みをもらした。

 また、今回のQT参戦で、彼女の日本での認知度は高まった。そのことは、彼女も認識していて、さらに日本でのプレーに前向きになっているようだった。

「私が日本のQTに出るということだけで、日本の多くのメディアが記事にしてくださって、QTの結果も報道してくれたのは知っていました。まだ、日本ツアーに来ていないにもかかわらず、応援してくれる人がいる、という話も聞いています。それには、感謝の気持ちでいっぱいですし、かなり驚いています。

(来年)日本の試合に出られるチャンスがあれば、必ず出ます。そこで、いいプレーを見せられるように、しっかり準備していきたいと思っています。ですから、これからもぜひ応援してください!」

 ユ・ヒョンジュが来季、日本でブレイクする可能性はかなり小さくなってしまったかもしれない。それでも、日本のステップ・アップ・ツアー出場を選択すれば、注目されるだろうし、結果を出せば、レギュラーツアーで脚光を浴びることも考えられる。

 彼女自身、「『第2のアン・シネ』と言われているのは、人づてに聞いています」と、注目されることは大歓迎だという。

 韓国からの"美人刺客"が、新たな旋風を巻き起こす日が再び来るのか。今後も、ユ・ヒョンジュの動向から目が離せない。

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