【木村和久連載】リーズナブルでオイシイ「ゴルフ旅」あれこれ (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(3)名門ホテル、老舗旅館を活用
 軽井沢の名門ホテルにはエントランス付近にゴルフバッグ置き場があって、夏場はそこに、近隣コースでラウンドするお客さんのキャディーバッグがこれ見よがしに置かれています。

 キャディーバッグのタグを見てみると、軽井沢でも指折りの名門コースのものばかり。みなさん、ほんとゴルフがお好きですね。

 名門ホテル側は、近隣のいくつかのコースと提携し、宿泊客にラウンドを斡旋しているのです。だから、やたらとゴルフバッグが置かれていたんですね。

 以前、伊豆は修善寺の老舗旅館に宿泊したときも、「ゴルフはなさらないんですか。近くのコースを紹介しますよ」と言われたことがありました。そのときは、ゴルフをしない旅だったので、丁重にお断りしました。

 けど、そんなふうにして、日本の名のある宿の多くは近所付き合いもあってなのか、法人会員権を購入していてコンソルジュ・サービスとして、宿泊客にラウンドを斡旋しているのです。調べれば、なかなかラウンドできないようなコースもあるかも、ですよ。

(4)貸しクラブを利用する

 旅先でゴルフをしようかどうか迷っている場合、練習用のソフトケースによく使うクラブを4~5本入れて持っていくのもアリです。そして、実際にラウンドすることになったら、あとは貸しクラブでプレーすればいいのです。

 最近の貸しクラブは、最新式のクラブを導入しているところが多く、逆にニュークラブの試打という意味でも楽しめますからね。

 もちろん、宅急便でキャディーバッグを送るテもありますが、それはゴルフをやることがマストの場合だけでしょ。たとえば、出張や仕事の帰りなど、ふとコースに寄ってみたくなる場合があるじゃないですか。そういうとき、貸しクラブや貸しシューズが絶大な効果をもたらします。

 そこで、最後にもうひとつ提案です。

4 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る