本当に一番強いのは誰なんだ。世界ランク1位の争いに疑問の声 (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 ただ、トーマスの"天下"は短かった。ジョンソンが6月のフェデックス・セントジュードクラシックで約6カ月ぶりにツアー優勝を飾ると、陥落からおよそ1カ月でトップに返り咲いた。

2018年9月、初めて世界ランキング1位になったジャスティン・ローズ2018年9月、初めて世界ランキング1位になったジャスティン・ローズ そのジョンソンから、次にトップの座を奪ったのは、ローズ。9月、プレーオフ第3戦のBMW選手権のあとだった。同大会ではキーガン・ブラドリー(アメリカ)とのプレーオフに敗れたものの、2週連続の2位となって初の世界1位の称号を手にした。

 そして、その2週後にはツアー選手権で3位となったジョンソンが再びトップの座を奪い返すも、10月に入って新シーズンが始まると、2018年に全米オープンと全米プロと2つのメジャーを制したケプカが、ザ・CJカップで優勝してついに世界一となった。

 以降、トップの座は週が変わるごとに、ケプカかローズの名に入れ替わっている。ふたりの争いがそれだけ熾烈、と考えることもできるが、ともにプレーしてなかった週に、どちらかが1位に返り咲くこともあって、最近では「ポイントシステムが不完全なのではないか」という批判の声も挙がっている。

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