ウッズの躍進は来年も止まらない。メジャー勝利へ好条件は整っている

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 タイガー・ウッズ(アメリカ)が、2018年の戦いを終えた。

 今年最後の試合は、ウッズのファウンデーションが主催するヒーロー・ワールドチャレンジ(11月29日~12月2日/バハマ)。18名の招待選手だけが出場できる"エリート大会"において、通算1アンダー、17位という成績に終わった。

 世界ランキングの上位選手ばかりが集結しているとはいえ、その成績からは、久しぶりにフルシーズンを戦い抜いたこの1年のプレーで、エネルギーを使い果たした様子がうかがえた。

 それでも、松山英樹と同組だった最終日、前半は「40」と崩れたものの、後半は4つのバーディーを奪って猛チャージ。最後までファンを楽しませるプレーぶりはさすがだった。

「今年のプレーがやっと終わった。本当に素晴らしい1年だった」

 大会後、ウッズはしみじみとそう語った。そして、充実した笑みを浮かべてこの1年を振り返った。

「今年初めに自分がいた位置を考えると、この1年は本当によくやったと思う。ようやくすべてのプレーが終わって、ゆっくりとこの1年の成果を楽しむことができる」

見事に復活したウッズ。来年はメジャー優勝が期待される見事に復活したウッズ。来年はメジャー優勝が期待される 2017-2018年シーズン、プレーオフ最終戦のツアー選手権(9月)で歴史的な復活優勝を遂げたウッズ。実は彼自身、この勝利よりもずっと以前に、自らの復活を確信していたという。

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