【木村和久連載】こんなのイヤだ。同伴者からのプレッシャーあるある (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

◆ボールを探さない
 自分の打ったボールはしつこく探させるくせに、同伴プレーヤーのボールを探さない人って、年配の方に多いですね。

 こちらが、なんとなくボールを探してほしい眼差しを向けると、「今、足をケガしていてさ。斜面を歩けないんだよ」なんて弁解。そうして、自分のボールじゃなければ、「もういいんじゃないか」と勝手に"終結宣言"を出す始末......。

 まだボール探しの規定時間を消化していないし、後続組も来ていないのに、それはないでしょ。これまた、見事なプレッシャーでございます。

 結局、ボールを探していた同伴プレーヤーは、泣く泣くロストボールにしたそうです。

◆「オーケー」をわざと忘れる
 パターを打って、カップ近くでボールが止まった場合、通常「オーケー」を出します。で、大概プレッシャーをかけてくる人というのは、自分のボールが微妙な距離を残した場合、「これ、オーケーだな」と自ら宣言して、同伴者プレーヤーの断りもなく、ボールを拾ってしまいます。

こういう嫌がらせをする人って、たまにいるんですよね...こういう嫌がらせをする人って、たまにいるんですよね... しかし、同伴プレーヤーが微妙な距離を残したときは、知らんぷり。夕焼け空なんか見て、わざと目を合わせません。

 結果、同伴プレーヤーはオーケーがもらえないので、諦めて残りのショートパットを打ってカップインさせます。そうして、カランと音がした瞬間、そういうプレッシャー野郎は、「あれ、打ったの? それ、オーケーだよ」と、あとから宣言するんです。

 だったら、先に言ってよ。クレジットの「あとからリボ」と同様、精神的にグッとくるんですから。ほんと1回分でも、真剣にパターを打つのって、非常に疲れるんですよね。

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