2018.11.29

【木村和久連載】自らが主催の
ゴルフコンペを開いてこそ、一人前の男

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 それを踏まえれば、賞品の授与は万遍なく、というのが好ましいです。もちろん、上位10人くらいは、そこそこ豪華なものを与えるのがお約束です。加えて、ニアピン、ドラコン、ベスグロ、ブービーメーカー、ブービーなどの賞品も用意して、女子の部は別で表彰し、賞品を進呈することも大切です。

 女性が3人参加したのなら、3人とも入賞としましょう。そうすれば、「来年も来たいな」と思うはずです。

 そうして、漫然と組み合わせているわけではなく、話が合いそうな人同士、仕事に発展しそうな人同士を組み合わせて、そこからいい関係になってくれれば、幸いです。

 我々昭和生まれのゴルファーは、ゴルフコンペで仕事が広がった人が多いです。コンペの主催者は幹事であり、プロデューサー。政治的な判断をして、人脈を広げる――これに尽きます。

機会があれば一度は、自らが主催するコンペを開いてみてはいかがでしょうか そういう意味では、戦国時代に流行った、武士が茶会を開いて権力を誇示した例と似てなくもないです。

 当時は、織田信長の許しが得られないと、茶会は開くことができなかったとされています。すなわち、「茶の湯御政道」と呼ばれて、政治と茶会は密接な関係にありました。だから、戦国武将は自分主催の茶会を開いて、ようやく一人前だったのです。

 どうです? 自分主催のコンペを開き、「ゴルフ御政道」をはじめ、立派なジェントルマンになりましょうか。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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