【木村和久連載】ZOZO前澤氏には感謝。
ジリ貧の男子ツアーを救え

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu


月面でのゴルフはともかく、日本の男子ツアーでドでかいことがどんどんできるといいですね月面でのゴルフはともかく、日本の男子ツアーでドでかいことがどんどんできるといいですね そんなわけで、フジサンケイクラシックのプロアマは「派手すぎる」とか、サマンサタバサ・ガールズコレクション・レディースのプロアマは「ファッションショーみたい」だなんて言われますが、やっぱりゴルフは多少の派手さが必要なのかもしれません。

 スポーツであることは言うまでもありませんが、プロツアーはイベントも兼ねており、盛り上げないといけない、宿命があるのです。

 この"盛り上げる"という意味では、何が正しいのかよくわかりませんが、優勝者が誰であろうと、トーナメント全体が盛り上がればいいのです。

 選手の人気に頼る運営方法にはもはや限界がある、そういう見方もできます。

 ちなみに、こういうアイデアはどうでしょう。サッカーくじがあるのなら、ゴルフくじがあっても、論理的にはおかしくないのではありませんか。

 ただし、ゴルフの場合、個人プレーなので、いろいろなバイアスがかかって、やりづらいでしょう。もしゴルフくじをやるなら、チーム戦方式しかないですね。

 まずは、国や地域別の対抗戦みたいなのを計画して、スポンサーに大企業を募って、前澤社長あたりがとんでもない賞金を提示すれば、選手たちは乗ってくるでしょう。アメリカは選手層が厚いので、西海岸と東海岸、セントラル(シカゴ、ニューオリンズなど)に分けてもいいですね。

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