PGAツアーへの新たな道を切り開いた、
新鋭・小斉平優和の挑戦

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 これら3つのツアーからは、年間の賞金ランキング上位5名がそれぞれ、翌年のウェブ・ドット・コムツアーのツアーメンバーとして迎えられる。そのうち、ランキング1位の選手にはフルシード権が与えられ、同2位から5位までの4選手には一定数の試合出場が認められる。

 また、同ランキング6位から10位の選手には、年末に開催される最終予選会への出場権が与えられる(今年の最終予選会は12月6日~9日にアリゾナ州で開催される)。

 さて、冒頭で触れた2018年のチャイナシリーズは、計14大会が行なわれた。小斉平はそのすべての試合に参戦し、最高位は7月のヤイタイ選手権と10月のズバイ選手権での2位。7度のトップ10入りを果たし、ワースト順位が33位という安定した成績を残した。その結果、73万2832人民元、日本円にしておよそ1200万円を獲得した。

今季のチャイナシリーズで賞金ランキング1位となったカルム・タレン今季のチャイナシリーズで賞金ランキング1位となったカルム・タレン 賞金ランキング1位に輝いたのは、カルム・タレン(イングランド)。獲得賞金は109万4600人民元(約1780万円)だった。

 実は、賞金王争いは最終戦までもつれ込み、最終日に「62」をマークしたタレンが2位に滑り込んでランキングトップに。賞金ランキング2位のチャーリー・サクソン(アメリカ)との獲得賞金の差は、2376人民元。わずか4万円足らずという僅差だった。

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