【木村和久連載】タイガー効果は?ツアープロとゴルフ雑誌の関係性 (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu


雑誌の未来って、どういうふうになっているんでしょうかね...雑誌の未来って、どういうふうになっているんでしょうかね... ゴルフ雑誌が斜陽というか、紙の雑誌自体がウェブ媒体に押されて減りつつありますが、ゴルフ雑誌はまだマシなほうです。野球やサッカーなどのメジャースポーツに比べて、プレーするアマチュアが非常に多く、購買層も小遣いに余裕のある人たちが大半で、そういう人たちが支えてくれているからです。

 おかげで、メーカーなどの広告量が、他のスポーツ雑誌に比べて多いのです。だから、ゴルフ雑誌は生き残っていられるのです。

 今後もゴルフ雑誌は、さまざまな方向で試行錯誤を重ねて、部数維持を模索していくことでしょう。そこで、一番大事なのは"スーパースター"の存在です。

 タイガー・ウッズは、サム・スニードが持つPGAツアー通算82勝まで、あと2勝。ジャック・ニクラウスが持つメジャー優勝通算18回にも、あと4勝と迫っています。

 しばらくその活躍から目が離せません。無論、ゴルフ雑誌もタイガーのさらなる飛躍を期待していることでしょう。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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