【木村和久連載】素晴らしき「レシプロ」ライフを送るためには? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu


優雅なゴルフライフを楽しめる方々が本当にうらやましい......優雅なゴルフライフを楽しめる方々が本当にうらやましい...... そんなわけで、超名門コースの会員にひとつでもなっていれば、1年中、居心地のいいラウンドが保障され、実に効率的です。当然、移動費、宿泊費、ラウンド代など、もろもろお金はかかりますけど、そうした超名門コースのメンバーさんなら、みなさんお金持ちですから、その辺は気にしないのでしょうね。

 翻(ひるがえ)って、庶民だって、バイキング料理のように、あれこれ選んでラウンドしてみたい――そう思うのは、もっともです。

 そういう方には、共通会員権システムを取っているゴルフ場がオススメです。

 有名なのは、『太平洋クラブ』ですよね。関東を中心に、17コースが共通コースとして存在しており、どのコースもメンバー扱いでラウンドできます。そりゃ、17もコースがあったら、愛人を17人も抱えているみたいで、ほんと体がもちません......って、それは妄想激しすぎです。

 ただ、人気コースに予約が集中することもあって、なかなか予約が取れないとか。2017年現在、会員数は1万7000名ぐらいと聞いています。それで、17コースを持ち合っているのですから、人気は偏りますよね。また、ゲスト料金がちょっとお高めで、友人を誘いづらい、という人もいるみたいです。

 共通会員権は、基本的にはひとつのコースを自分のホームコースとして選び、そこで月例などの競技に参加するシステムです。ですから、見栄を張って、遠い高級コースをホームコースに選んだりすると、せっかく会員になったのに、結局「あまり行けなかった」なんてことにもなりかねません。

 自分なりの使い方を吟味して、身の丈にあったコース選びをすることが大切です。

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