【木村和久連載】セルフか、キャディー付きか、どっちがいいですか? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 とはいえ、この点については、ニュアンスの問題がありますよね。というのも、ボールを打つとき"強く打って、カップをオーバーさせる勢いで入れにいく"場合と、"きっちり距離を合わせて、最後に切れることを想定して入れにいく"場合と、だいぶラインが違ってきますからね。

 そんなわけで、私はキャディーさんのアドバイスは"話半分"で聞いて、最初の2ホールぐらいは様子を見ます。その間、他の同伴プレーヤーへの指示も見ながら、なかなか的確なアドバイスだと思ったら、参考にするようにします。

 過去、何百回とラウンドしましたが、ゴルフのスコアがセルフの場合とキャディーがいる場合とで、"格段に違った"ということはありませんね。

(2)コースガイド
 キャディーさんがいる場合、ティーショットを打つ前に「左右OBですから、気をつけて」などと注意をうながしてくれます。これはありがたいと思いますが、今は電動カートのモニターにマップが表示されているので、さほど困りません。

 しかも、モニターにビジュアル表示されると、「なぁ~んだ、OBまでは結構遠いじゃん」とはっきりとわかるので、余計なプレッシャーから解放される場合もあります。

 そう考えると、毎度丁寧にOBを注意されてもねぇ。逆に、うっとうしいと感じている方もいるかもしれません。そのため、最近では「(自分が)聞いたときだけ、教えて」と先に言うプレーヤーもいます。

 というわけで、コースガイドにおいては、マップがあれば、キャディーさんがいなくてもまったく問題ないですね。

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