疑問符の改善に選手もすっきり納得。PGAツアーがさらに面白くなる (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 この大きな変更について、選手たちの評判はすこぶるいい。変更が発表されると、世界ランキング1位の座に就いて、ツアー選手権にはポイント2位で臨んだジャスティン・ローズ(イングランド)は、こう言って賛同した。

「ひとつの試合では、トロフィーもひとつのほうがいい。ファンがエンジョイできることが一番いい」

 ゲーリー・ウッドランド(アメリカ)も、賛成の意を示してこう語った。

「ファンにとって、わかりやすいことがとても大切。実際、BMW選手権で僕の成績をフォローしていた友人たちは、『(ポイントの状況が)よくわからなかった』と嘆いていたからね。変更案には賛成だ。今年で言えば、(ポイント28位の)僕とトップとは10打差でスタート。その差は大きいけど、いいプレーをすれば逆転できると思うしね」

 2007年にフェデックスカップ・プレーオフが始まってから、今年で12年目。その間、最終戦を迎える前に年間チャンピオンが決まってしまったことから、ポイントリセット制を導入するなど、これまでも何度か方式が変更されてきた。そして、昨年の年間王者であるジャスティン・トーマスも、来季からの変更については賛成する。

「アンダーからスタートすることに慣れるのには、少し時間がかかると思う。でも、完璧なシステムなどないのだから、(新方式は)よりよい方法だと思う」

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