2018.09.20

松山英樹が今年も世界トップ3の快挙。
充電OKで最終戦へ期待が膨らむ

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

 27位の松山は、142ポイント。ツアー選手権の勝者は2000ポイント獲得できるが、松山の場合は優勝しても、2位にポイント7位までの選手が入ってくると、総合優勝の夢は消える。

 そういう意味では、総合優勝の可能性はあまり現実的ではないかもしれないが、ツアー選手権に出場する30名は、来季のマスターズ、全米オープン、全英オープンに加え、世界選手権シリーズ(WGC)のHSBC選手権、メキシコ選手権の出場資格を得られる。

 例えば、年末の世界ランキングで50位以内に入っていれば出場権を得られるマスターズなどは、現在同ランキング20位の松山であれば、ほぼ間違いなく出場権を得られるだろうが、それでも現時点で、すでにそれが確定したことは、願ってもないことだと思う。

 この結果、松山もいくらかの重荷が取れて、気持ちよく最終戦に臨めるはずだ。そのうえで、自身のゴルフの現状については、こう分析していた。

「(フェデックスカップ・ポイント)1位でプレーオフを迎えた昨年は、そこから落ちていくしかなかった。(プレーオフに入ってポイントを上げてきた)今年は(状態が)"上がっている"という感覚はないけれど、それでもここへ来て、ショットはミスの幅が狭くなってきた。あとは、パットをもう少し磨いていけば、上位で争えるかな、という感じ」

 一方で、連戦による疲れはピークに達しており、1週間のオープンウィークは「ゴルフはしません」と断言した。人一倍、練習をこなす松山としては、非常に珍しいことだ。

 ともあれ、しっかりと充電をして、心身ともにリフレッシュできれば、これまでとはちょっと違った松山が見られるかもしない――最終戦を前にして、そんな期待が膨らんでいる。

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