【木村和久連載】最新クラブにしたら、タイムマシン効果で面白くなる (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

◆低反発ドライバーも試してみる
 高反発ドライバーばかり使っていると、非難ごうごうなので、従来のドライバーの最新型も試してみました。はたして、それは飛ぶのだろうか?

 先日、知り合いの漫画家の先生が、クラブを一新してラウンドに臨みました。その先生とは年数回ラウンドするので、一新したクラブでの腕前はいかに? とつぶさにチェックしておりました。

 そうしたら、以前よりも30ヤード以上飛んでいて、手がつけられない状態になっていたんです。

 その際、私も最新型のドライバーを使用。マグレガーの『ターニーM85』で打っていたのですが、ドローのしっかりとした、なかなかいいボールが飛んでいました。飛距離は高反発クラブのほうが出ますが、こちらも方向性がいいので、狭いレイアウトやトリッキーなコースを回る際には使えるな、と思いましたね。

 だいたい、高反発より飛ばないとはいえ、かつてのドライバーに比べれば、十分な飛距離が出ていました。

 低反発なのに、なぜ飛ぶのか? 

 その謎についてですが、実はアマチュア向けのクラブは、芯を外したイマイチの当たりを、以前よりも飛ぶように工夫してあり、それによってトータルで飛距離アップに貢献しているようです。

 詳しいことはわかりませんが、スイートスポットを広く取るとか、フェースが幾分ねじれていて、真ん中以外の部分に当たっても反発パワーが落ちないとか、メーカーさんは涙ぐましい努力をしているのです。

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