【木村和久連載】最新クラブにしたら、タイムマシン効果で面白くなる (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

『Q』シリーズは、クラブの長さが短め。フェースも独特の形状をしていて、イメージはさほどよくないです。けど、身を任せてみると、恍惚状態となります。これは、エキサイトなお店で、外見はイマイチだけど、サービス重視で堪能したときと実に似ている......って、ほんまかいな。

 そんなわけで、この"プロギア・コンビ"で、"マックス400ヤード作戦"は無事に完成! このメーカーとは、昔のユーティリティシリーズ『ZOOM(ズーム)C.』が出た頃から愛用しているので、相性のよさもあると思います。

◆アイアンも飛ぶ
 最近のアイアンは「飛び系」と言われ、これまでとは2番手違う飛びを実現しているのが売りです。

 アイアンはシャンクばかり出るから苦手で、もともと7番ぐらいからしか入れていませんでしたが、その7番で5番ぐらいの飛距離が出るならアリだと思って、ちょっと試してみました。

 実際に試したのは、比較的簡単に打てるキャビティアイアン、ヤマハの『インプレス』でした。これが、またすごいんです。シャンクも出ずに、いい球がぼんぼん出るんですよ。

 7番アイアンで打つと、150ヤードを簡単にオーバーしていきますからね。20年前の自分の飛距離に戻れた気がしました。そういう"タイムマシン効果"があって、今やすこぶる重宝しています。

 クラブフェースをよく見ると、幾分ロフトが立っているような気もします。そりゃ、飛ぶよねぇ~。

 けど、7番アイアンが5番アイアンの難しさか? というと、そんなことはありません。打っている感触は7番アイアンそのもので、しかも従来のアイアンよりも簡単に打てる感じです。ショートアイアンを中心に、大きな戦力となっております。

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