2018.08.14

今季メジャーは苦悩の連続も、
松山英樹が最後に見せた微かな「らしさ」

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 その直後に行なわれた第3ラウンド、「うまくいかなかったなという感じでした」という松山は、3つのバーディーを奪うも、4ボギー、1ダブルボギーを叩いて失速。スコアを3つ落として通算イーブンパー、順位も63位タイまで後退した。

「(第3ラウンドは)やっぱりフェアウェーにいかなかったことがね、その後のプレーを苦しくしたという感じですね。(ショットの感触は)ずっとよくなってはいない。(第1ラウンド、第2ラウンドも)たまたまフェアウェーにいっていただけなんで。

(第2ラウンドの18番と第3ラウンドの13番でのダブルボギーが痛かった?)そうですね。まあ、すべてがこう、うまくいかない状況なんで。ああいう(難しい)状況になると、余計に苦しくなるというか、なかなかうまくまとめられないという感じですね」

 上位争いから完全に脱落して臨んだ最終ラウンド。松山は「何かひとつでも、いいきっかけが見つけられれば」と話していたが、1番から3連続パーのあと、4番でダブルボギーを叩いて”最悪のスタート”を切った。しかし、そこから6バーディー、1イーグルを奪う逆襲を見せて、トータル「66」。4つスコアを伸ばして、日本勢最高の35位タイまで順位を上げて大会を終えた。

「本当は4日間、こういうスコアで回れればいいんですけど……。まあ、悪いところのほうがメインでしたけど、(最後は)いいところも少なからずありました。それを(今後の)試合をこなしていくなかで、徐々に増やしていければいいなと思います。

(最後はバーディー。完璧な締めくくりだったが?)そうですね。久々にいいアイアンショットが打てました。でもやっぱり、本当はこんなところ(スタートが早い組)で回っていたくない。(上位争いできる)今ぐらいの時間にスタートしたい。それが今、できないっていうのがすごく悔しい」