【木村和久連載】「それはゴルフじゃない」
と言われたことありますか?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 というわけで、楽しいスポーツライフを送るためにも、ゴルフ界ももう少し寛容的になって、ある程度の多様性は認めて、アスリート派も、エンジョイ派も、共存できたらいいな、と思います。

 最後に、うるさ型には「これはゴルフじゃない」と言われがちなことを、以下に列挙してみました。みなさんのお考えはいかがでしょうか?

◆Tシャツ姿でゴルフ
 以前、Tシャツ姿でゴルフをしていいコースが千葉にあって、取材に行きました。Tシャツだからって、別に何らプレーには問題ありませんでした。

 これは、草野球の際、ジャージを着てやるか、ユニホームを着てやるかの違いみたいなものですね。野球の場合、ユニホームを着てプレーしたい、という人が結構多いそうです。

 それからすれば、ゴルフの場合はせめてポロシャツを着て、ゴルフをやっている気分を出したほうがいいかと。そう考えている人は多いですから。ポロシャツ1枚買うのに、そんなに手間はかからないでしょうし、そのほうがよろしいかと思います。

◆Gパン、スニーカーでゴルフ
 最近の若手プロゴルファーのなかには、「あの選手、Gパンを履いてプレーしているんじゃないの?」的な格好をしている選手をよく見かけます。

 あれって、大丈夫なんでしょうかね。違反じゃないんですか?

 答えから言いますと、ゴルフウェアメーカーが作っているウェアであれば、Gパンタイプでもゴルフウェアと認められるそうです。似たようなデザインでも、ジーンズメーカーのものだと"アウト"。そうなります。

 シューズも同様です。だいたい、最近のゴルフシューズはスパイクレスが多く、見た目はただのスニーカーといったものが多いですから、そのまま街でも履けます。

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