2018.07.12

【木村和久連載】男子ツアー盛況への道を
あの「通販会社社長」に学ぶ

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第163回

 現在、大いに盛り上がっているサッカー界から、お話をさせていただきます。

 ロシアW杯では、日本代表が予想外の白星スタートを切って、日本列島が沸きましたねぇ。そんな日本代表の活躍も含めて、日本のサッカーマーケットは紆余曲折を経て、今やトップリーグ(J1)に限らず、J2もそれなりの盛り上がりを見せています。

 それは、地元の熱心なサポーターのおかげでもあるし、チームを引っ張る”リーダー”の、卓越した指導力のなせる業かもしれません。

 今回、サッカービジネスの成功例を参考にして、日本男子プロゴルフ界のトーナメントを盛り上げる策が何かないか、考えてみました。

 モデルとするのは、『ジャパネットたかた』でお馴染みの高田明初代社長が、地元長崎のV・ファーレン長崎の経営を引き受けて、V字回復させたお話です。倒産寸前だったクラブを黒字経営に転換し、J2でも低迷を続けていたチームをJ1昇格にまで持っていった手腕は、見事としか言いようがありません。

 具体的に行なった例を挙げれば、最寄りの駅からスタジアムまでの道のりが遠いので、その間を楽しく歩けるようにプロムナード化したとか。また、試合会場では高田社長が自ら宣伝マンとなって、敵味方関係なく声をかけて、長崎に来るように働きかけていたとか。

 そうやって、高田社長が手がけたことや、想像もつかない取り組みはたくさんあって、すべて”伝説”となっています。

 そのエピソードを挙げればキリがないのでこれ以上記しませんが、高田社長がやってきたことを参考にして、話を男子ツアーに置き換えて、具体的な人寄せプランを提示してみたいと思います。