2018.06.28

【木村和久連載】来年から「新ルール」。
その時ゴルフ場で起きること

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 まあ、そこら辺の線引きは、今後の課題ですよね。

 そんなわけで、新ルールをどう扱うべきか、いろいろと検討されています。気づいた点を少し挙げてみると、以下のようになります。

◆プロとアマの共通ルールなのかが曖昧
 そもそもR&Aのルールは、プロもアマもなく、共通ルールとなっています。けど、2019年からの新ルールをすべてプロの試合で適用するかは、いまだわかりません。

 例えば全英オープンで、ポットバンカーにつかまった選手が、出せそうもないからと、1回も打たずに2打罰でボールを外に出したら、たぶん「それはプロの行為じゃない」とか「設計家に対する冒涜(ぼうとく)だ」なんて、言われてしまうんじゃないですか。来年の試合の行方が楽しみです。

 現状ではプロアマ共通ルールですが、2019年から新ルールの取捨選択が始まり、近い将来、プロとアマのルールは別にする――そんな流れを、なんとなく感じています。

◆ルールの適用は臨機応変に
 すべてのルールを暗記しているアマチュアゴルファーは少ないです。プレーに支障をきたすような、20個ぐらいのルールを共通認識でやっているだけです。細かい部分は同伴プレーヤーと相談して、「今日は芝の状態が悪いから、フェアウェー・オール6インチ・プレースで」と言って、みんなが納得すれば、それがローカルルールです。

 オーケーの距離も、通常は1グリップ以内の長さですが、「今日は年配のお客さんも多いから、オーケーは甘めで」と言えば、みんなが1グリップより長い距離でもオーケーを出します。