【木村和久連載】来年から「新ルール」。その時ゴルフ場で起きること (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 でも実際、難しい局面に遭遇しても、2打罰は「もったいない」と思って打ってみるかも......。そうすると、そこからどツボにはまって、"バンカー無間地獄"が始まって......。「だから、最初に2打罰救済を受けておけばよかったのにぃ~」と嘆く――そうなるような気がします。

「もったいない」と思うでしょうから、2打罰って宣言しづらいですよね...「もったいない」と思うでしょうから、2打罰って宣言しづらいですよね... そこで、編み出されたのが、次です。

(4)最大スコアの活用
 詳細はわかりませんが、ラウンド仲間やコンペ内ルールとして、最大スコアを導入してもいいとのことです。

 これは、ラウンド前に予め取り決めておかないと、無効なようです。競技での救済措置は今のところない予定ですから、たぶんコンペ用ですよね。

 けど、月例競技レベルでは、「10」以上のスコアを出すと、一気にやる気が失われます。大叩きをして、スコアを忘れてしまう場合がありますからね。そうしたことを解消するためにも、月例レベルでは最大スコアを決めてもいいと思いますけど。

 もし最大スコアがなくて、スコアを忘れてしまったら、競技失格、NR(ノーリターン)となります。また、以前月例参加中に、誤球の処理ミスによってNRになった経験があります。そういうプレーヤーによるトラブルのときは、とりあえず最大スコアにしておけば、失格だけは妨げます。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る